笑福亭鶴二さん、林家染太さん来校!大阪外語寄席- キャンバスニュース-大阪外語専門学校

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笑福亭鶴二さん、林家染太さん来校!
大阪外語寄席〜笑いの中から得られる学び〜

10月24(金)配信

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★本校特別公演
10月16日木曜日の放課後、本校セミナーホールで「落語会」が開かれ、総合英語科生を中心に多くの学生が落語の楽しさを満喫しました。来月、独演会を開く人気落語家 笑福亭鶴二さんと、アメリカやカナダで英語落語を披露した林家染太さんが本校に来てくださいました。
 
cnews081024_04.jpg★芸能は真剣勝負
多くの学生にとって落語は未知の世界。もしかしたら高齢者のための娯楽、という先入観もあったかもしれません。
見る側なのに少し緊張しているのが伝わってきます。一方、演じる落語家のお二人も、「どんな学生だろう」「どんな話に喜んでくれるだろう」と、ぎりぎりまでネタを思案、集中力を高め本番に臨む姿はまさに真剣勝負。ところが、ひとたびお囃子(三味線・太鼓の音楽)が鳴り、舞台に登場すると、場内はぱっと華やぎ、学生たちは皆、噺(はなし)の中にどんどん引き込まれ、会場は次第に笑い声に包まれていきました。
 
★「上方落語」って何?
まず鶴二さんが、大阪独特の文化である「上方落語」とは何かを教えてくださいました。落語は、噺家(はなしか)が「たった一人で」何人もの登場人物を演じ分け、聴く人を様々な世界へ連れて行ってくれる、日本にしかないスタイルの芸能です。しかも大阪の落語は、見台(小机)を子拍子(小さな木の板)で「ポン!」と叩くことで、「現在」から「1時間後」へ場面が展開したり、「家の中」から「通り」へ場所が移動したり、聴く人のイマジネーションを自在に操ることができるのです。また、表情豊かな演技によって、扇子が「筆」や「鋏(はさみ)」に、手ぬぐいが「手紙」や「焼き芋」に見えてくるから不思議です。会場からは「へえ~」という感嘆の声も上がります。
 
cnews081024_03.jpg★迫力のエンターテイナー、染太さん
黄色い着物と大きな身体、満面の笑顔で一瞬にして皆をひきつけた染太さんは、盛りだくさんの内容で楽しませてくださいました。教員免許を持つ染太さんですが、まくら(本題に入る前の世間話)では、塾で教ええていた頃に生徒が答案に書いた「珍解答」を次々と披露。テンポよい話し方と「オチ」に学生たちも爆笑。次に、学生の中から総合英語科の細目君を舞台に上げ、落語入門。 “ ice cream” と“ I scream.”をかけた、英語版小噺を教えてくださいました。メインである英語落語は、古典「犬の目」の英語版。シンプルな英語でも人を笑わせることができることを学びました。オチにはひとひねりあり、「笑うセンス」も要求されますが、それも落語の魅力でしょう。最後は、南京玉簾(なんきんたますだれ)実演のおまけつき。海外公演でもものすごくウケたそうです。
 
cnews081024_01.jpg★古典落語の本格派、鶴二さん
いよいよラストは古典落語の定番、「時うどん」。オチを誰もが知っている有名な噺ですが、「しっかり者」と「頼りない男」の演じ分けが絶妙。関西弁でいうところの「スカタン」なやりとりが面白く、笑いを誘います。先ほど、上方落語の技を教えてもらっていたので、一層よく分かります。昔の時刻の表現方法(「ひとつ」「ふたつ」…)が、現在は「おやつ(八つ)」のような言葉で残っていることなど、ちょっとした知識も得ることができました。
 
★これからの学びのヒント
VTRもCDもない江戸時代から、脈々と語り継がれてきた日本にしかない形態の文化。今回は、その素晴らしさを肌で体験できました。さらに、この貴重な文化が、「英語」という手段を介して世界に広まりつつあることも分かったのです。共に学ぶ学生が一緒に笑い、「ことば」のもつ魅力と可能性をあらためて感じることができました。学生の皆にとっても、これからの勉強に新たな希望や目標をもつきっかけになったのでは、と思います。