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 アメリカの学生たちは積極的にボランティア活動に参加します。長い夏休みの間、グループで家の修理やお年寄りの世話、環境保護などの活動をするボランティアキャラバンに参加する高校生もいます。金伽倻子さんからの留学レポートPart IIIは、ボランティア活動についてです。

アメリカでは、ボランティアを別名「サービスラーニング(Service-Learning)」と言ったりします。スキルや経験のない人たちが、自分のキャリアや自己発展のために、無償行為として活躍し、学んで行きます。社会的にもボランティア経験の評価は高く、進学や就職の際にも、ボランティア活動が評価材料になります。大学でも、特に社会科系の授業では、ボランティア活動が評価の一部となります。
現在、私が関わっているボランティアは2つあり、ひとつは学内でのリサイクル活動です。これは、2011年の夏頃から始めたことで、当初は1、2人仲間がいたのですが、今はひとりで続けています。内容は、学校中にあるリサイクルの回収箱に入っているものを回収し、それを仕分けして学校に設置されている収集箱に持って行くことです。すると何か月かに一度、市の回収車が集めに来る、というシステムです。力仕事ですし、リサイクルと言ってもゴミなので汚れます。でも私はこの仕事が結構好きで、1年半以上続けています。
 アメリカに来て少し余裕が出て来た頃、英語力も行動力もなく、いつも誰かに助けてもらってばかりで、誰からも「ありがとう」と言われないのを辛く感じる時期がありました。そんな時、大学の新聞でこのリサイクルのボランティアを見つけ、これなら英語力を問われることもなく、逆に誰もやりたがらないだろうということで、申し込みました。黙々と続けること1年半、今ではIowa Western Community CollegeのBag Ladyと呼ばれています。頑張りが認められて表彰状ももらいました。
 もうひとつは、町にMomh’s Placeというホームレスのお世話をする施設で、給食の配膳ボランティアを、アメリカに来て以来ずっと続けています。私のホストファミリーが通う教会が参加していて、月に1、2回の持ち回り制ですが、このボランティアも大好きです。最初は、英語力不足と人見知りでビクビクしながら食事を配っていましたが、時が経つにつれ、ホームレスのおじいちゃん、おばあちゃんたちとすっかり顔見知りになり、冗談も言い合える仲になりました。最初はホストマザーと一緒に渋々参加していたのですが、いつの間にか私が率先して行くようになりました。
 ボランティアは、自分の時間を他の誰かのために使い、賃金も出ません。無駄なことだと思う人もいるかもしれませんが、心構えややり方ひとつで、プラスになることが沢山あります。
 私はボランティアを通して、元々人見知りだったのが積極的になりましたし、忍耐というものも学びました。今後の私の社会生活において、十分活かせる「スキル」を身に付けられたと思います。
 渡米して日も浅い留学生が、人間関係を築く、社会勉強をする、英語を上達させる、そういう機会を探しているのであれば、ボランティア活動はとても良い学びの場だと思います。


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